マッチングアプリでの出会い:11人目

マッチングアプリで11人目に会った人とのことを書いていきます。

 

出会い

年齢は31歳。

2月中旬頃にマッチングし、下旬頃に会おうということになりました。しかし予定していた日の数日前に彼女から「風邪を引いてしまったのでリスケさせてほしい」と連絡が来ました。お店を予約していたわけでもなかったし、ドタキャンというほど直前でもなかったので了解し、改めてお互いの予定をすり合わせました。

彼女から来月の何日だったら空いてると教えてもらい、僕も空いている日だったのでその日に会うことが決まりました。

会うことが決まってからはLINEに移行してやり取りを続けました。LINEでやり取りしていたのは約2週間ほどだったと思いますが、お互いすぐに返信することもなく、淡々と付かず離れずの距離感を保っていました。

一度、僕が3日ほど空けて返信してしまったことがあったのですが、そのときは彼女のほうも数日空けて返信してきました。いつ音信不通になってもおかしくない状況でしたが一応はやり取りが途切れることなくデート当日を迎えることができました。

 

デート当日

新宿駅に到着し彼女に着いた旨を連絡すると、数分後に私ももうすぐ着きますと返ってきました。しばらくそのまま待っていましたが約束の時間を過ぎても彼女から連絡が来ませんでした。

ついに初めての待ちぼうけを食らったかと思っていると、約束の時間を7分くらい過ぎてからようやく着いたと連絡が来ました。電話をかけてしばらく話していると彼女が「あ、見つけたかも」と言ったと同時にこちらに近づいてくる人影があり、落ち合うことができました。

今回はお互いノープランだったので、そういうときによく行くカフェに向かうことにしました。休日の新宿はどこのカフェも大概は混んでおり待たされることになるのですが、順番待ちがシステム化されていたり、室内に順番待ち用の椅子が設置されているカフェだと待つこともそれほど苦ではなくなります。

カフェはやはり混んでいましたがQRコードを読み込むことで現在の状況がわかるようになっており、自分たちの順番が来るまで外を歩くことにしました。外に出てすぐに彼女が「あ、ここのカフェ来たことがある」というので店内を覗いてみると、ちょうど窓際の席が一席だけ空いていたので入ることにしました。

席に座ってすぐに失敗したなと思いました。なぜなら隣の席との距離が異様に近く、普通に話しているだけで盗み聞きされそうだったからです。加えて暑がりの僕にとって店内はとても蒸し暑く、早くお店を出たくて仕方ありませんでした。

カフェに入って20分くらいしか経っていませんでしたが彼女に店を出て散歩しないかと提案しました。後から聞いたのですが、このとき彼女は僕が帰りたいと思っているのだと考えて少なからずショックを受けていたようです。

新宿駅前のカフェを出て代々木公園に向かって歩く道すがら、彼女に現在気になっている別の女性のことを相談しました。別の女性のことを話題に出した時点でそういうことなのだと彼女も察したことでしょう。

明治神宮北参道から入って軽くお参りをしました。僕は現金を持ち歩かないのでお賽銭は投げなかったのですが、彼女は財布から五円玉を取り出して投げ入れていました。

南参道の途中にある飲食スペースでアイスを買って食べました。アイスを食べるのは随分久しぶりだったのでとても美味しく感じました。

二人で並んで座りながら食べているとき、彼女が相談したいことがあると言ってきました。それまで主に僕の話を聞いてもらっていたので、もちろんだとばかりに聞き役に回りました。

相談の内容は彼女のプライベートなことを含むのでここには書きませんが、お互いの身の上話をさらけ出し、恋人というより友達としていい関係になれていたのではないかと思います。

代々木公園では彼女の趣味が写真ということもあり、ちょうど咲いていたミモザを色んな角度から撮ったりしていました。そうしていると段々と日も傾いてきたのでそろそろ帰ろうということになりました。

てっきり原宿駅でお別れするのかと思っていたのですが、まだ少し時間があるから新宿駅まで歩こうと言われました。帰りの道中もお互いの恋愛話やマッチングアプリのことなどについて話しました。

彼女とは友達として付き合っていけたらいいなと思っていたのですが、もう会えないとはっきりと言われました。

新宿駅で別れ、自宅に着いてからLINEを送るとすぐに返事がきましたが、同時にブロックもされていました。今後発展することのない相手ならいっそブロックしてほしい、と彼女に言ったことがあったので、彼女なりに気を利かせてくれたのかもしれません。

「こちらこそありがとうございました!Aさん(僕が気になってる別の女性)とのこと、応援しています!」

 

振り返り

僕が別の女性のことを話題に出したとき、彼女は「スイッチが切り替わった」ように思ったそうです。つまり、自分に魅力がないから恋愛の相手として見られなくなったのだと感じたようでした。

僕としては初めから恋愛に発展することはほぼないだろうなと思っていました。彼女と会う約束をしたのは現在気になっている女性と会う前で、約束をしておいて会わないということはできませんでした。

また、別の女性とのことについて同じ女性としての意見を聞いてみたかったというのもあります。これは完全に僕のエゴ以外の何者でもありません。

彼女は真剣に僕の相談事に耳を傾けてくれました。おそらく脈はありそうだが今はまだ気になっている程度ではないかという意見をもらいました。それが知れただけでもありがたかったです。

今はもう彼女にブロックされており連絡を取ることはできません。このブロックという行為は一種のエールなのだと好意的に解釈しています。

残念ながら縁は切れてしまいましたが、彼女が幸せになってくれることを陰ながら祈っています。