マッチングアプリでの出会い:11人目

マッチングアプリで11人目に会った人とのことを書いていきます。

 

出会い

年齢は31歳。

2月中旬頃にマッチングし、下旬頃に会おうということになりました。しかし予定していた日の数日前に彼女から「風邪を引いてしまったのでリスケさせてほしい」と連絡が来ました。お店を予約していたわけでもなかったし、ドタキャンというほど直前でもなかったので了解し、改めてお互いの予定をすり合わせました。

彼女から来月の何日だったら空いてると教えてもらい、僕も空いている日だったのでその日に会うことが決まりました。

会うことが決まってからはLINEに移行してやり取りを続けました。LINEでやり取りしていたのは約2週間ほどだったと思いますが、お互いすぐに返信することもなく、淡々と付かず離れずの距離感を保っていました。

一度、僕が3日ほど空けて返信してしまったことがあったのですが、そのときは彼女のほうも数日空けて返信してきました。いつ音信不通になってもおかしくない状況でしたが一応はやり取りが途切れることなくデート当日を迎えることができました。

 

デート当日

新宿駅に到着し彼女に着いた旨を連絡すると、数分後に私ももうすぐ着きますと返ってきました。しばらくそのまま待っていましたが約束の時間を過ぎても彼女から連絡が来ませんでした。

ついに初めての待ちぼうけを食らったかと思っていると、約束の時間を7分くらい過ぎてからようやく着いたと連絡が来ました。電話をかけてしばらく話していると彼女が「あ、見つけたかも」と言ったと同時にこちらに近づいてくる人影があり、落ち合うことができました。

今回はお互いノープランだったので、そういうときによく行くカフェに向かうことにしました。休日の新宿はどこのカフェも大概は混んでおり待たされることになるのですが、順番待ちがシステム化されていたり、室内に順番待ち用の椅子が設置されているカフェだと待つこともそれほど苦ではなくなります。

カフェはやはり混んでいましたがQRコードを読み込むことで現在の状況がわかるようになっており、自分たちの順番が来るまで外を歩くことにしました。外に出てすぐに彼女が「あ、ここのカフェ来たことがある」というので店内を覗いてみると、ちょうど窓際の席が一席だけ空いていたので入ることにしました。

席に座ってすぐに失敗したなと思いました。なぜなら隣の席との距離が異様に近く、普通に話しているだけで盗み聞きされそうだったからです。加えて暑がりの僕にとって店内はとても蒸し暑く、早くお店を出たくて仕方ありませんでした。

カフェに入って20分くらいしか経っていませんでしたが彼女に店を出て散歩しないかと提案しました。後から聞いたのですが、このとき彼女は僕が帰りたいと思っているのだと考えて少なからずショックを受けていたようです。

新宿駅前のカフェを出て代々木公園に向かって歩く道すがら、彼女に現在気になっている別の女性のことを相談しました。別の女性のことを話題に出した時点でそういうことなのだと彼女も察したことでしょう。

明治神宮北参道から入って軽くお参りをしました。僕は現金を持ち歩かないのでお賽銭は投げなかったのですが、彼女は財布から五円玉を取り出して投げ入れていました。

南参道の途中にある飲食スペースでアイスを買って食べました。アイスを食べるのは随分久しぶりだったのでとても美味しく感じました。

二人で並んで座りながら食べているとき、彼女が相談したいことがあると言ってきました。それまで主に僕の話を聞いてもらっていたので、もちろんだとばかりに聞き役に回りました。

相談の内容は彼女のプライベートなことを含むのでここには書きませんが、お互いの身の上話をさらけ出し、恋人というより友達としていい関係になれていたのではないかと思います。

代々木公園では彼女の趣味が写真ということもあり、ちょうど咲いていたミモザを色んな角度から撮ったりしていました。そうしていると段々と日も傾いてきたのでそろそろ帰ろうということになりました。

てっきり原宿駅でお別れするのかと思っていたのですが、まだ少し時間があるから新宿駅まで歩こうと言われました。帰りの道中もお互いの恋愛話やマッチングアプリのことなどについて話しました。

彼女とは友達として付き合っていけたらいいなと思っていたのですが、もう会えないとはっきりと言われました。

新宿駅で別れ、自宅に着いてからLINEを送るとすぐに返事がきましたが、同時にブロックもされていました。今後発展することのない相手ならいっそブロックしてほしい、と彼女に言ったことがあったので、彼女なりに気を利かせてくれたのかもしれません。

「こちらこそありがとうございました!Aさん(僕が気になってる別の女性)とのこと、応援しています!」

 

振り返り

僕が別の女性のことを話題に出したとき、彼女は「スイッチが切り替わった」ように思ったそうです。つまり、自分に魅力がないから恋愛の相手として見られなくなったのだと感じたようでした。

僕としては初めから恋愛に発展することはほぼないだろうなと思っていました。彼女と会う約束をしたのは現在気になっている女性と会う前で、約束をしておいて会わないということはできませんでした。

また、別の女性とのことについて同じ女性としての意見を聞いてみたかったというのもあります。これは完全に僕のエゴ以外の何者でもありません。

彼女は真剣に僕の相談事に耳を傾けてくれました。おそらく脈はありそうだが今はまだ気になっている程度ではないかという意見をもらいました。それが知れただけでもありがたかったです。

今はもう彼女にブロックされており連絡を取ることはできません。このブロックという行為は一種のエールなのだと好意的に解釈しています。

残念ながら縁は切れてしまいましたが、彼女が幸せになってくれることを陰ながら祈っています。

マッチングアプリでの出会い:10人目

マッチングアプリで10人目に会った人とのことを書いていきます。

 

出会い

年齢は32歳。

相手からのいいねでマッチングしました。マッチング後、すぐに相手からメッセージが来ました。プロフィールに載せている料理の写真から得意料理などを聞かれ、食べ物の話の流れからフェに誘ったところOKをもらいました。僕にとって一番よくあるパターンです。

メッセージのやり取りではたまに少しずれている返答が来ることもあって少し戸惑うこともありましたが、1ヶ月近くも一応はやり取りできていたので会うことにしました。

場所は新宿で、いくつかお店の候補を調べて送ってきてくれました。なんとなく9人目の女性と似た雰囲気を感じていました。

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デート当日

新宿の改札前で落ち合いました。新宿で女性と会うのはこれで何回目だろう...

正直に告白すると、この女性はマッチングの時点でそれほど好みというわけではありませんでした。その印象は実際に会ってみても変わることはありませんでした。

彼女のエスコートで彼女が提案したカフェへ向かいました。向かった先は奇しくも9人目の女性と行ったカフェがある建物の中にある別のカフェでした。つまり僕にとっては息苦しいおしゃれ空間の中にまた身を投じる必要がありました。

カフェで2時間ほどお喋りした後まだ話し足りなかったので、駅の近くにあるベンチに並んで座ってお喋りを続けました。

実は今、7人目の女性のことで非常に悩んでおり、どうしても女性に話を聞いてほしかったのです。自分一人で悶々と考え込んでいるより女性の意見を聞いたほうがずっと有意義です。

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まず初デートで8時間も一緒にいたことについて。ざっくばらんにどんなデートだったかを話しました。女性としてはやはり少しでも気になっている相手でないと8時間も一緒にはいられないと言われました。

これに関しては自分でもそんな気はしていましたが、改めて女性の口からそう言ってもらえて安心しました。

二人で並んで歩いているときに女性が手のことを話題にしたことについて、「それは手を繋ぎたかった、もしくは肌の白さを褒めてほしかった」とのことでした。

やはり手を繋ぎたがっていた可能性が高そうだということがわかって凹みました。手を繋ぐチャンスを逃したこともそうですが、おそらく女性も勇気を振り絞って話題にしたことを考えると本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです...

普通に肌の白さを褒めてほしかったということについても、ちゃんと褒めることができていなかったなと反省... 女性を褒めるのはタイミングが重要だと思いますが、こういう褒めるべきときにしっかりと褒められるようになりたいです。

その他、いろいろな話を聞いてもらいましたが、総合的に判断して相手の女性は僕のことが気になっているのではないか、とのことでした。

7人目の女性のことについてはこの先どうなるかまったくわかりません。何か動きがあればそのうち記事にすると思います。何もなければ察してください。

気づけばあたりは暗くなっており、そろそろ解散することにしました。後半はずっと屋外にいてとても寒かったはずです。それにもかかわらず僕の話に長い時間付き合ってくれたことは本当に感謝しています。

実はこの女性は僕のことをとても気に入ってくれたようで、容姿のことなどいろいろと褒めてもらいました。その気持ちに応えることができないのは心苦しい限りです。

せめてもの礼儀でデート後のLINEはすぐに僕から送りました。彼女から返信が来ましたがそれには返信せず今に至ります。

 

振り返り

今回は初めから結婚相手を探すというより、単純に女性と話したいという思いで会いに行きました。相手の女性に対して失礼にあたるかもしれませんが、こういうことも含めて婚活だと思っています。

ですが、それ抜きにしても今回の女性は僕と合わないだろうなと思いました。今回の女性は東京出身で、生まれてからずっと都会で暮らしているとのことでした。僕は田舎出身で、可能なら自然の多い地元に帰りたいと考えています。

女性の好みについても、おしゃれな服やウェーブがかった明るい髪より素朴で落ち着いた服や普通の黒髪のほうが好きなのです。都会的でキラキラした女性は僕の好みからは外れてしまっています。

とはいえ、いろいろな話ができて楽しい時間が過ごせたのも事実です。女性ならではの意見なんかも聞けたりして有意義な時間だったのではないかと思います。

これからもこういう風に女性と接する時間を増やしていくつもりです。

マッチングアプリでの出会い:9人目

マッチングアプリで9人目に会った人とのことを書いていきます。

 

出会い

年齢は35歳。

年齢的に僕の希望条件からは外れていますが、何の気無しにいいねを返してマッチングし、メッセージのやり取りを始めました。

いつもの流れで料理の話から食べ物の話へ、そしてカフェの話になったところで相手のほうから「良かったら一緒に行きましょう」と誘っていただきました。実際に会ってから本人に聞いたのですが、メッセージのやり取りより実際に会って話したいのだと言っていました。

マッチングアプリでやり取りしていたときもそうですが、何の前兆もなくたびたび連絡が途絶えることがありました。それはLINEに移行してからも変わらず、最長で5日ほどまったく返信が来ないこともありました。これも後から聞いたのですが、本当に仕事が忙しいのだと言っていました。

 

デート当日

8人目の女性と別れた後、駅前に戻り約束の時間まで待っていると、突然彼女からLINE通話が掛かってきました。彼女の声は年齢にそぐわないような可愛らしいものでした。電話でお互いの場所を伝え合い、無事落ち合うことができました。

長い髪をサイドだけ後ろでまとめた髪型で、唯一見える目はやや吊り上がっており、僕の好みの目元をしていました。僕は大きくてぱっちりした目よりも、小さかったり吊り上がっていたりする目のほうが好きなのです。

新宿はいたるところにカフェがあるので、特にどこへ行こうと決めていたわけではありませんでした。しかし彼女は事前にある程度調べてくれていたようで、彼女の先導でカフェへと向かうことになりました。

彼女が案内してくれたのはとある商業施設の奥のほうにあるカフェで、自分ひとりだったら絶対に来ないであろうところにありました。商業施設の中はおしゃれな人・物で溢れかえっており、ずっと居心地の悪さを感じていました。

8人目の女性とのデートでもそうだったのですが、このとき僕はとある事情によって非常に落ち込んでいました。相手の女性からしてみれば、僕は非常に無口な人間のように映っていたはずです。

普段の仕事が忙しい中、今日のデートのためにカフェを調べておいてくれたり、おそらく精一杯のおしゃれをして来てくれたんだと思います。デート中もなんとか盛り上げようといろいろな話題を振ってくれました。

相手の女性に悪いところは一切なかったのですが、いろいろな話をしているとどうやら僕とは少し価値観が合わなそうな感じがしました。例えば僕は自然が好きなので、いずれ東京を離れたいと思っています。彼女は東京にも自然はあると言っていましたが、それは井の頭公園のような整備された人工の自然であって、僕のイメージする自然とは異なります。

彼女の選んだとある商業施設の中にあるおしゃれなカフェも、正直言うと僕には居心地の悪い空間でしかありませんでした。カフェというよりは喫茶店、それも昔ながらの喫茶店が好きな僕とは根本的に合わないのだと感じていました。

しばらくすると店員が「ご予約の方がいらっしゃいますので...」と言ってきました。カフェに入る前に言われていたことなので「わかりました」と店を出ることにしました。

彼女とはそのまま駅で解散となりました。

 

振り返り

8人目の女性から続けて9人目の女性との連続デートは非常に疲れました。そうでなくてもとある事情により気分が沈んでいたこともあって、なおさら疲労がたまりました。

前回の8人目の女性も今回の9人目の女性も、なんとかデートを盛り上げようとしてくれていたような気がします。僕もそれなりに頑張ってはいましたが、やはり好みの女性とそうでない女性とではやる気の有無が違ってきてしまうのが正直なところです。

マッチングアプリ界隈の話を聞いていると、待ち合わせの時点で好みの容姿でないことがわかると会わずに帰るということもあるようです。それに比べたらまだマシではないでしょうか。

最近、まったく進展がない状態が続いていて精神的にかなり参っています...

マッチングアプリでの出会い:8人目

マッチングアプリで8人目に会った人とのことを書いていきます。

 

出会い

年齢は31歳。

プロフィールには顔がわかる写真が2枚ありましたが、いずれもぼかし加工がしてあってはっきりとわかるものではありませんでした。ぼかし加工ながらもなんとなく可愛い雰囲気はありました。

いつもどおり料理の話から好きな食べ物の話へ、そしてカフェに誘うことに成功しました。基本的に1日1通のやり取りだったので、会う約束をしたのはマッチングしてから約1週間後くらいだったと思います。

実際に会う予定の日まで日にちが空いてしまうので、これからはLINEでやり取りしませんかと打診しました。すると「いいですよ」とのことだったのでこちらからQRコードを送りました。

LINEのアイコンがとある漫画のマスコット的キャラクターで、アイコンかわいいですねというやり取りから始めました。LINEでは相手のアイコンを取っ掛かりにして話を始めるのは割といいのではないかと思いました。

 

デート当日

デート予定日の前日、この日は別の女性Aとデートの約束をしており、時間や場所などを改めて確認していました。なんとなく明日の女性Bとのデートのことも確認しておこうとメッセージを見直していたら、なんと明日だと思っていたデートが実は今日で、時間も間違えていたことにこのとき初めて気づきました。

当初の予定では以下の想定でした。

  • 女性Aとのデート:土曜日の16:00
  • 女性Bとのデート:日曜日の16:00

しかし実際には以下だったのです。

  • 女性Aとのデート:土曜日の16:00 ← こちらは想定通り
  • 女性Bとのデート:土曜日の13:00 ← こちらが間違っていた

土曜日の朝、直前になって気づくことができました。非常に危ないところでした。ややこしいのですが、女性Aが9人目の女性(次の記事)で、女性Bが8人目の女性(この記事)です。

ちなみに7人目の女性との2回目のデートは日曜日の11:00を予定していたので影響はありませんでした。むしろ16:00からの予定がなくなったため、後の予定を気にせずデートができるようになりました。まあ、このとき既に7人目の女性との2回目デートは中止になっていたので何の関係もないのですが...

7人目の女性について詳しくは以下の記事参照...

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なんにせよ、デートの日時を間違えていたにもかかわらず奇跡的にダブルブッキングする事態に陥らなかったのは不幸中の幸いでした。そしてそのことに直前になって気づくことができたのも運が良かったです。

念のため女性Aと女性Bに「今日はよろしくお願いします」と送ると2人から返信が来たので、今度こそ間違えていないという確証を得られました。

新宿駅で待ち合わせて事前に決めていたカフェに向かいました。新宿はそこら中にカフェがありますが、どこも人がいっぱいで毎回お店選びに苦労します。今回は運がいいことにちょうど2人席が1つだけ空いていたのですぐに座ることができました。

マスクを取った彼女の印象は、決してブスというわけではないのですが、僕の好みとは少し違っていました。世間一般的に見れば普通かやや可愛いくらいだったのではないかと思います。

つくづく思いますが、僕は女性の容姿に対して少し厳しいのかもしれません。僕が結婚できないのは、ストライクゾーンが非常に狭く、そしてボール球にはスイングする素振りすら見せないことが大いに関係しているのだと思います。

彼女は話すことが好きなのか、こちらがあまり話題を振らなくてもいろいろ話してくれました。彼女なりに盛り上げようと努力してくれていたのかもしれません。そうだとすると非常に申し訳ないことをしました。

お互いの好きな映画の話で盛り上がり、それなりに楽しい時間を過ごすことができました。気づけば15:40頃だったのでお店を出て解散しました。

 

振り返り

まず、この日は7人目の女性のことで気分が沈んでいたのは否めません。自分でも女々しいとは思うのですが、落ち込むことがあると他のことが手につかなくなるくらい引きずってしまうのです。

どんな事情があれども、わざわざ遠方まで来てくれた女性に対して失礼をしてしまったことは事実です。相手の女性は僕の心情なんてわかるはずもないし、関係もありません。

せめてデート中はもう少し楽しく振る舞うべきだったと反省しています...

マッチングアプリでの出会い:7人目

マッチングアプリで7人目に会った人とのことを書いていきます。

 

出会い

年齢は28歳。

メッセージの初めから絵文字を多用してくれたり相手からも質問をしてくれたりしたのでとても気持ちよくメッセージのやり取りができました。相手の好きな食べ物の話で盛り上がり、トントン拍子に会おうということになりました。

会う約束をしてから実際に会う予定の日まで日にちが空いてしまったので、そこからはLINEに移行してやり取りを続けました。マッチングアプリだと1日1通のやり取りでしたが、LINEに移行してからは1日2〜3通のやり取りができていました。

こちらからLINE交換を持ちかけたときに、了承の意味ですぐに相手からQRコードを送ってきてくれる人と、「いいですよ」と了承はするもののQRコードが送られてくるのを待つ人がいます。今回はLINE交換を打診すると相手からQRコードを送ってきてくれました。

 

デート当日

待ち合わせ時間になり、服装の特徴を伝え合ったにもかかわらずなかなかお互いを見つけることができませんでした。LINEメッセージだけでは埒が明かなさそうだったのでLINE通話を掛けると、すぐ近くに電話を取る素振りをする人がいて、ほぼ同時に気づきようやく落ち合うことができました。

初めて見た彼女の感想は、プロフィール写真通りの一度も染めたことがないような黒髪ロングで、小さいながらもくりっとした僕好みの可愛らしい目元をしていました。

向かったのは彼女の好きなスイーツの専門店。そのお店はカウンター席しかなかったため横並びで座ることになりました。スイーツが運ばれてきてマスクを取るのですが、横並びであることと彼女の長い黒髪に阻まれてはっきりと顔を見ることはできませんでした。

ただ、プロフィールにはちゃんと正面からの顔写真が載せてあったのでだいたいの顔は知っていたのと、ちらっと見えた横顔からすると僕好みの派手すぎない薄い顔だとなんとなくわかりました。

お店を出て近くにある大きな公園を散歩することにしました。冬なので空気は冷たいながらも雲ひとつない快晴だったので絶好の散歩日和でした。天気のいい日に女性と公園デートするという夢が叶いました。

広い公園を歩きながらいろいろな話をしました。普通にいろいろな話をするだけで彼女の人となりや価値観を知ることができました。

気づけば1時間30分くらい歩き続けていました。さすがに疲れてきたので、ベンチに腰掛けてゆっくりすることにしました。この時点で会ってから既に2時間ほど経っており、早ければ解散していてもおかしくない時間でしたが、なぜかお互いまったく帰る素振りすら見せませんでした。沈黙が訪れ「さて、そろそろ...」という間になっても彼女のほうから新しい話題を振ってくるので、彼女はまだ帰りたくないのではないかと思いました。

次のデートに誘うことも忘れませんでした。それとなく彼女の予定を聞くと来月は中旬頃まで空いていないらしく、そうなると次に会えるのは来月下旬になってしまいます。せっかくいい雰囲気になれたのに、次の会うのが1ヶ月も先だと冷めてしまうのではないかと不安になりました。

どうしようかと悩んでいると、彼女が「次の日曜日だったら空いてる」と言ってきました。その日は別の女性とのデートがありましたが、その予定は16:00からだったので、彼女とは11:00に集合して一緒にお昼ごはんを食べようということになりました。後に予定があって彼女とゆっくり過ごせないのは残念ですが、1ヶ月後になるより遥かにマシです。

いったい何を話していたのかあまり覚えていませんが、ベンチに腰掛けてからも3時間近くお喋りをしていました。あれだけごった返していた人もいつの間にかまばらになっており、あたりはすっかり薄暗くなっていました。

何の気無しに「ご飯でも行く?」と聞くと二つ返事で「うん」と。この時点で会ってから5時間が経過していました。

公園を出て駅前商店街のほうへ向かっていると、彼女が「この時期になると手が冷たくて真っ白になる」と話しかけてきました。僕は彼女の差し出された手を一瞥して「ほんとだ」とだけ応えました。

今思うとあれは手を繋ぐ絶好のチャンスだったような気がしてなりません。もしかしたら彼女のほうも手を繋いてほしくてそんなことを言ってきたのかもしれません。差し出された彼女の白い手にそっと触れ、そのまま手を握ったとしても許されていたかもしれないことを考えると悔しくて仕方ありません。

そのとき僕は両手をコートに突っ込んで、次のデートが決まっていることの安心感と、初回デートがこんなにも長引いていることの嬉しさで頭がいっぱいでした。経験の少ない超奥手だとこんなわかりやすいチャンスすら逃してしまうのです...

適当なお店で夕食を食べました。そんなに混んでいない店だったので、料理を食べ終わった後も居座ってまたお喋りしていました。またしてもいったい何をそんなに話していたのか覚えていないのですが、気づけばお店に入ってから3時間が経っていました。

実はこのとき、マスクを取った彼女の顔を初めて正面から見ることができました。マスクを取っても彼女に対する印象は変わりませんでした。つまり僕好みの容姿をしていたということです。

時刻は21:00過ぎ。お互い次の日も仕事なのでさすがに帰ることにしました。電車に揺られ自宅の最寄り駅でスマホを見ると彼女からLINEが来ていることに気づきました。送信時間を見ると改札で別れてから数分後に送ってきてくれたようでした。

今までデート後に女性のほうからLINEを送ってきてくれることは何度かありましたが、別れてすぐに送ってきてくれたのは彼女が初めてだったので非常に嬉しかったです。

 

その後

デート後もいい雰囲気でLINEのやり取りを続けていました。翌日になって彼女から、非常にショックなことがあったため気分が落ち込んでいる、人と会える気分ではなくなってしまったので、申し訳ないが日曜日のデートはリスケさせてほしい...と連絡が来ました。

僕自身、日曜日のデートは非常に楽しみにしていたのでかなりショックではありましたが、それよりも今は彼女を元気づけることのほうが大事だと思いました。心配している、いつでも話を聞くから連絡してきてほしい、元気になったらまた一緒に出かけようということを伝えました。

可能性としていろいろ考えることはできます。ですが僕は彼女のことを信じて今はただ待つことにします。彼女のメンタルが一刻も早く回復してくれることを願っています。

 

振り返り

13:00に待ち合わせて解散したのが21:30、実に約8時間にも及ぶ長尺デート。間違いなく今までで最長です。

デート中に手を繋げたかもしれないチャンスを逃したこともそうですが、もしかしたらお持ち帰りのチャンスすらあったのかもしれません。経験が圧倒的に足りていない僕ですらその可能性を感じました。

デート中に日和って行動できなかったというわけではなく、そのときは手を繋げるとかお持ち帰りできるという発想すらありませんでした。デート後、ふとしたときにようやく気づくのです。

彼女が勇気を振り絞ってそういう雰囲気になるように努力していたかもしれないとすると、僕の愚かさによってその行為を踏みにじってしまったことになります。

今もただ「彼女のことを信じて待つ」ことが正しいのだと思って特に何もしていませんが、実は他にすべきことがあるのかもしれません。そして彼女はそれを待っているのかもしれません。

しかしそうすることによって嫌われるのではないかという考えが思い浮かび、やっぱり何もしない(できない)ことを選択してしまうのです。

今度こそ2回目のデートに行ける...!と期待していたのは事実です。しかしこうも直前になって中止になるということが続くと、僕には2回目のデートには行けないという呪いでもかかっているのではないかと思ってしまいます。

婚活を始めてそろそろ半年... 正直、少し疲れています...

今後のデート戦略

近日中に何人かの女性と会う約束をしています。

以前、4人目の女性と会う前に「過去の反省を踏まえて今回のデートではどう行動するか」を事前に予習して記事にしました。

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相手との相性が良かったなど他にも理由はあるかと思いますが、結果的に4人目の女性とのデート自体はかなりうまくいったのではないかと思っています。そこで、今回も久しぶりにデート前の予習をしておこうと思います。

まず、できるだけ早くタメ口に移行します。今までの少ない経験から言って、タメ口に移行すると距離が一気に近くなる気がします。初めて顔を合わせてお互い緊張している雰囲気の中「これからタメ口で話そう」と切り出すと、相手の表情がパッと明るくなって緊張が和らげることができます。

また、初対面でさり気なく相手の髪型や服装を褒めるとやはり緊張が和らぐのではないかと思います。これについてはまだ実践できてませんが...

デート中の会話では相手の価値観や恋愛観を聞き出し、自分との相性が合っているかどうかを判断する材料にします。相手のご機嫌を伺うばかりでなく、こちらも相手を見極めることは忘れないようにします。

5人目の女性と会ったときに、相手の女性から「話し方に抑揚がない」「緊張しているように見える」「楽しくなさそうに見える」と言われました。

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実際にはそんなに緊張してないし楽しんでもいたのですが、相手からそう見られていないというのは致命的だと思います。

これらに関しては愚直に「抑揚をつけて話す」「緊張してないように振る舞う」「楽しそうに振る舞う」ことを意識していくしかないのかもしれません。言葉にするのは簡単ですが、実際のところすぐに改善するのは難しいと思っています。

本来の自分を隠し、無理して取り繕っても、遅かれ早かれボロが出て長続きしないのではないかとも思います。できれば素の自分を気に入ってくれる相手のほうが、将来を見据えたときにお互い幸せになれるのではないでしょうか。

あくまで無理のない範囲で少しテンションを上げるくらいはしようと思います。相手にマイナスの印象を与えるのは本意ではないので。

今までデートが終わったらマッチングアプリでブロックするということをしていました。デートが終わったときにはたいていLINE交換しているので、マッチングアプリで繋がっておく必要はないからです。

また、マッチングアプリはオンライン状態がわかるので、自分のオンライン状態を相手に悟られたくないという浅ましい思惑もあります(むしろこれが真意)。

LINE交換した途端にマッチングアプリをブロックすることについて不快に思う人もいるのでしょうか。その場合、おそらく僕の浅ましい考えなんかにも気づいていそうです。

もし僕がそういうことをされたとしたら、不快とまではいかないまでも心にモヤッとしたものが生まれそうな気がします。

人にされて嫌なことは自分もしない。これからはわざわざマッチングアプリでブロックするようなことはしないようにします。相手にオンライン状態がバレても気にしない。

 

何人かの女性とデートを重ねる中で、自分の中で成長できたと感じるときもあればそうでないときもあります。どちらかと言うと成長できていないことのほうが多いです。

成長できたと感じるのは何らかの挑戦をしたときです。結果に関係なく得られるものは必ずあります。過去をなぞるようなデートを繰り返しても意味がありません。

果たして今回のデートはどうなるのか。そろそろ2回目のデートに繋げたいなぁ...

マッチングアプリでの出会い:6人目

マッチングアプリで6人目に会った人とのことを書いていきます。

 

女性のプロフィール

年齢は41歳。相手からのいいねでマッチングしました。

僕の希望する年齢からは大きく外れているので本来ならいいねを返すことはないのですが、プロフィール写真を見るとあまりにも美人だったので興味本位でいいねを返しました。

マッチングしてしばらくすると相手からメッセージを送ってきました。メッセージ内容は普通でしたが、顔文字や感嘆符、「笑」などを一切使わないのでクールな印象を受けました。

そんな調子で何回かやり取りしていると段々と打ち解けてきたのか、顔文字なども織り交ぜてメッセージを返してくれるようになりました。

マッチングしたのが去年の11月末頃で、それから約2ヶ月もの間、ほぼ毎日メッセージのやり取りだけをしていました。どちらからも通話やLINE交換をしようという話にはなりませんでした。

最初の1ヶ月は僕の都合により会うことはできず、ようやく会えそうになっても年末年始があったり、一時期はすれ違いにより会うことはやめておこうと思ったこともありました。

紆余曲折あったものの、先日ようやく会おうということになり実際に会ってきました。

 

デート当日

相手の希望により場所は新宿になりました。最近、新宿に行く機会が増えているので、最初の頃と比べて迷うことがなくなってきました。

待ち合わせ場所に着いて大体の場所とこちらの服装を伝えると、すぐして「○○さんですか?」と声をかけられました。

いつものことですがファーストコンタクトのときはマスクをしているので顔全体はわかりません。唯一顕になっている目元を見ると、ぱっちりとした二重で随分と大きい目をしているなと思いました。

一般的に大きな目というのは憧れる対象だと思いますが、僕の好みは世間と少しずれていて、笑うと細くなるようなやや小さい目が好きなのです。

年上の女性と会うのは初めてだったので最初はどんな感じで話せばいいのか少し戸惑いましたが、気づいたらいつもの感じで話せていました。年上とか年下とかあまり気にする必要はないのかもしれません。

マスクを取った彼女の素顔はプロフィール写真通りの美人でした。細く高い鼻、形の良い唇に真っ赤な紅をさしていました。目元だけ見るとさすがに年齢を感じさせられましたが、全体として見るとやはり圧倒的に美人という印象です。若い頃は相当モテたのではないかと思います。

彼女が勤めている会社は今年に入ってから事実上リモートワークが廃止されたそうで、今は毎日出社しているとのことでした。僕のフリーランスとしての働き方に興味があるようで、会社に対する愚痴の間にときどき質問されました。

話題を探す必要がないのは楽でよかったのですが、初対面の男女でする話題ではないように思いました。トーク力のある人であれば仕事の話からパーソナルな価値観や恋愛観の話にうまくシフトできるのでしょう。

気づけば4時間近くも経っていました。初デートは少し物足りないくらいでさくっと終わらせるという作戦は今回もうまくいきませんでした。

カフェを出たところでLINE交換しました。その流れで次回デートの約束を取り付け、日時と場所を決めました。本当はカフェで話しているときに自然な流れで誘いたかったのですが、今回は相手の愚痴に相槌を打つのに精一杯でした。

一応は次回デートに繋げることができたので、まあよかったのではないかと思います。

 

振り返り

相手の年齢を考えると結婚するのは難しいというのが本音です。

僕にはそれほど情熱がないのですが、彼女もあまり情熱を感じていないのではないかという印象を受けました。デート中はひたすらリモートワークが廃止されたことや忘年会で一発芸をやらされることへの不満や愚痴を話すだけで、これから恋愛していくために知りたい相手の価値観や恋愛観の話に発展することはありませんでした。

単に彼女はそういう性格であるという可能性もあります。とんでもない美人にもかかわらず41歳で独身ということは、色恋が苦手で今まで徹底的に避けてきた結果、相手との距離の縮め方がわかっていないのかもしれません(人のこと言えませんが)。

いくら美人といえども年齢を考えると時間的猶予はないはずです。恋愛対象でない人と関わる時間がもったいないと考え、会ったり連絡するのを突然やめたとしてもまったく不思議ではありません。

次回デートの約束はしているので相手の心変わりさえなければ会うつもりですが、いつ音信不通になってもおかしくない状況だと思っています。僕にもそれほど情熱はないのでそれでも構いません。

僕のエゴのために彼女の時間を奪っていることは理解しています。しかし彼女が納得しているのなら、あえて僕のほうから音信不通になるということはしません。少なくともいまのところは。

次回デートでは、少し冒険して過去の恋愛話を聞いてみようかと思います。若い頃は相当モテたと思われるにもかかわらず何故いまだ独身なのか(マッチングアプリをしているので結婚願望はあるはず)、単純に興味があります。